アブシバレー(畔払い)とは、旧暦の4月15日に、田や畑の害虫を追い払い、豊作を祈願する伝統行事です。アブシバレーでは上之殿、竿之増、阿知利世主、御殿山、親川といった5か所の拝所を巡って五穀豊穣と町民の健康を祈願し、その後、海岸でバナナの茎で作った船に害虫を乗せて、海に流すという一連の流れで行います。
5月9日(金)、与那原大綱曳倉庫でアブシバレーで使う船の組み立て作業を見学させて頂きました。アブシバレーで使う材料は、バナナの茎、割り箸や串、帆、糸、かたつむりです。
①バナナの茎で船を作る様子




②虫かごを作っている様子(この中にかたつむりを入れる)


③アブシバレーで使う船の完成

今年のアブシバレーは5月12日(月)に行われました。そして、5か所の拝所で祈願すると、午後2時半頃に、当添漁港の沖で、害虫(カタツムリ)を乗せた船を流しました。





