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戦後80年平和祈念事業

与那原は大戦によって住民の約3分の1が亡くなり、戦火を生き延びた住民も、その一人ひとりが辛い思いを抱きながら戦後を生き抜きました。しかし戦後80年を経て戦争を体験した方々が激減している今、次の世代のわたしたちが平和のバトンをつないでいかなければなりません。与那原町生涯学習振興課は、戦後80年となることし、平和祈念事業として数々の催しを行います。

与那原戦没者の名前を呼ぶ集い

「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」のインターネット中継に連動し、全戦没者24万人余りの中で、与那原在住戦没者1,972名のお名前を6月14日夕刻に読み上げます。想像を絶する悲惨な沖縄戦の苦しみを受けたばかりでなく、自分が生きていたという記憶まで消されてしまうほど悲しいことはありません。戦後80年経った今、せめてお名前を読むことで少しでも報われればと思います。
多くの方々のご参加をお待ちしています。

  • 日時 2024年6月14日(土) 16時30分集合 19時読み上げ開始
  • 会場 与那原町上の森かなちホール
  • 内容 戦没者氏名の読み上げ、町在住演奏家による演奏
    ※公開配信を予定していますのでご了承ください
  • 参加方法
     電話受付 098-871-9981(生涯学習振興課)
     窓口受付 与那原町役場2階 窓口① 生涯学習振興課
     会場で直接受付も可能です

「対馬丸~さようなら沖縄」上映会と展示

1944 年8月、子どもたちをたくさん乗せて那覇港を出港した対馬丸は、ア
メリカの潜水艦の魚雷攻撃により 1788 人のうち約8割の人々が海底へと消
えていきました。アニメ「対馬丸」の上映とともに展示を行います。

  • 展示 6月4日(水)~14 日(土)上の森かなちホール2階廊下
  • 上映 6月9日(月)~14 日(土)かなちホール1階リハーサル室
    上映時間 ①10:00 ②14:30  入場無料
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ありがとう「沖縄燦燦」

国内外で200回を超える公演を行った歌舞劇「沖縄燦燦」が2023年10月22日、満席のかなちホールで熱演し、大盛況のうちに幕を閉じました(文化庁文化芸術振興費補助金「統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業」。

沖縄各地の古謡を集め、町内の保育園で舞踊の指導も行う舞踊家・俳優の宮城さゆりさんが振付を担当。6人の舞踊家と3人の演奏家によって、古くから行われてきたさまざまな人生の場面を凝集し、生きる喜びを力いっぱい表現しました。

観客からは「初めて見ましたが本当にすばらしかった」「元気をもらいました」「見てる私たちも笑顔になった」「息つく暇もないチムドンドンのひととき」など多くの感想が寄せられました。終演後は見送りを受けた多くの観客が出演者たちにねぎらいの言葉をかけていました。

今回、「公演をもう一度見たい」とのご要望も多かったため、当ホールでの再演に向けて努力します。

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「かなち」って何?

沖縄各地の伝統的な綱引きは、雌雄・東西など2本の綱を中央で合体させることから始まります。この合体部分を「カヌチ」「カナチ」(日本語でかんぬきの意か)と呼び、固定する棒を「カヌチ棒」「カナチ棒」などと呼びます。年一度行われる与那原大綱曳では70キログラム前後のカナチ棒が使われ、近年は町民同士の心をつなげる象徴と言われるようになりました。

「与那原大綱曳で東西の綱をつなげる役目のカナチ棒のように、みんなの心をがっちりとつないでほしい」「ゆいまーるの気もちが広がる場所になってほしい」
小学生の山城琳音さんの思いから、「上の森かなちホール」の名称が選ばれました。
この舞台から皆さん自身のメッセージが発信される日をお待ちしています。ホールはそのお手伝いをしながら、あふれ出る表現・芸術文化・人的交流などが100年200年と続き、発展していくのを見守ります。

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「上の森」とは

与那原町南部、上与那原区の北側斜面から森下区にかけて盛り上がった見通しのよい丘陵で、上与那原ムラの発祥地といわれています。上の森の高所(中心付近)に現在立っているのが与那原町役場と、隣接する上の森かなちホールです。

ホール展望台より北側を望む