与那原町立綱曳資料館


与那原町の文化財/三津武嶽 [町指定文化財]


1999(平成11)年4月21日、町指定文化財に指定された。


御殿山の聞得大君が死後葬られたといわれる所で、運玉森の中腹にある。子宝の神として尊ばれ、与原部落では子供が生まれると、三歳までは旧9月9日のクガニの御願に赤ウブクを供えた。これらのことから、出産後、海に流された我子を思って、海の見える運玉森中腹に葬るよう遺言したのではないかと思われる。

以来、子供の守り神として、地域住民のみならず、他市町村からも子宝を望む人のお参りが絶えない。方切原ほおじりばるの三津武嶽登口にはタタン畑といって、三津武嶽を拝む場所があったとのことである。

与那原町の史跡(1995)より


三津武嶽登り口までは建設中の与那原バイパスを横切って入ることができますが、そこから未舗装の小路を250mほど徒歩で登る必要があります。