与那原町立綱曳資料館


与那原町の文化財/久葉堂・久葉堂の大アカギ [町指定文化財]


久葉堂の大アカギは1995(平成7)年4月25日に、久葉堂は1999(平成11)年4月21日に町指定文化財に指定された。


与原第一の拝所であり、諸々の行事の際に第一に拝まれる。現在は与原公民館が建ち、赤木やアコウ、デイゴ、ガジュマルなどの老木が拝所としての趣きをみせ、部落民の憩いの広場となっている。

由来についてはいくつかあり、その一つは御殿山の聞得大君との関係で、三津武嶽への遥拝所として尊ばれたという説と「与那の島*」の惨事の後、その御霊をとむらった鎮守の森であるという二つの説があり、定まっていない。

*この地がまだ海岸であった頃、運玉森の山すそに「与那の島よなのしま」という小集落があり、それが山崩れによって滅亡したという話が古老の間に伝わっている。

与那原町の史跡(1995)より


久葉堂の大アカギ 与原公民館前の広場の裸地に生育し、樹高5m、枝張り東西10m、胸高直径120cm、幹周360cmで樹齢150年から200年と推定されています。

公民館前は久葉堂の拝所があり区民の聖地になっていて戦前、戦後を通して区民が大事に樹木を保護してきた。また本町でも樹齢100年以上の樹木はこの大戦で壊滅状態になって残り少なくなっている。

与那原町の史跡(1995)より