|
与那原町の文化財/宗之増 |
与那原発祥の門家を祭った神屋。竿之増とも表記する。 元々、上与那原に住んでいたが、毎日のように海岸に出、沖の方を眺めていると、海岸線が次第に遠のき、白浜があらわれるのを発見。長い竿を持ってきて、白浜の幅を計っていたら、次第に広がって平地となった。よってそこに居を移し、新しい村建てを行ったと伝えられる。 与那原の発祥はいまから700年前だといわれる。中島に“竿ヌ増”という拝所があるが、上与那原の謝名家の子孫がこの地に移り住んだのが部落のはじまりだと伝えられている。 むかしは測量のことを“竿を入れる”といい、この地にはじめて竿を入れ部落づくりがはじまったということから“竿ヌ増”と言う名称ができた。拝所にはこの部落開拓の祖をまつり、上与那原の照屋家(屋号謝名)が子孫として祭主になっている。 綱曳関連祭祀であるアブシバレー(旧4月15日)、五月ウマチー(旧5月15日)、六月ウマチー(旧6月15日)、アミシの御願(旧6月26日)に巡拝される。 現在の建物は平成12(2000)年に改築されたもので、元の場所から15mほど奥側に移動している(町広報)。 |
|