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与那原町の文化財/沖縄県鉄道与那原駅跡 [国登録記念物] |
与那原駅跡 与那原駅は、1914(大正3)年から第2次世界大戦での設備破壊による営業停止まで運行された沖縄県鉄道那覇-与那原線の発着駅である。 沖縄県鉄道は軌間が762mmの軽便鉄道で、沖縄県民からは沖縄訛りの「ケービン」と呼ばれた。 与那原駅舎も戦争で破壊されたが、コンクリート造りであったため全壊はまぬがれた。戦後も補修や改修を重ねながら、消防署、与那原町役場、農業協同組合(JA)与那原支店として使用された。 JAの近隣移転に伴い、2014(平成26)年に与那原駅舎が復元された。 1931(昭和6)年から利用され続けたコンクリートの柱や、敷地整備の際に駅舎の裏(ホーム)側から出土したレールや犬釘などが残されている。 館内では、沖縄近代交通の資料が展示されている。 2017(平成29)年10月13日、与那原駅跡は、近代の沖縄の交通の歴史を理解する上で、重要で意義深い遺跡であるとして、国の登録記念物に登録された。登録対象は、広場を含めてかつての鉄道用地であったと考えられる面積で、主な構成要素は駅舎(柱)、軌道(レールや犬釘など)である。 ※レール等の軌道跡は保護のため、現在は見ることが出来ません。 東宮殿下御乗車記念碑 2015(平成27)年12月、駅舎前に東宮殿下御乗車記念碑が建立された。 |
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